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早くも第5回です。ついてこれてますか〜?(笑)
*基本的にある程度の知識のある方向けに書いていますので、「話の意味が解らん!!」っていう方はコメントでご質問ください。お答えできる範囲でお答え致します。

前回のお話で竹の種類を選んで頂きました。今回はその竹のどの部位をどの様に使うかを考えて頂きます。

先ず、一般的な竹の販売形態ですが、3.6m〜4mで販売されています。そのまま持って帰ってその長さのまま保存の出来る方は、そのまま持って帰ってもらうのもありだと思いますが、普通は半分なり3分割するなりして持ち帰ります。
自分が作るロッドに必要な長さを考えて(この時に節をずらして配置する事も考慮してカットします。節のずらし方はまた後日に投稿します)2分割か3分割のどちらかでカットしてください。カットしてからでも節間の長さと繊維の太さを見れば上下と順番は判断可能ですが、解りにくい様であれば鉛筆等で竹に記入しておくと良いと思います。

さて、では、どの部位を使用するかのお話です。
ギャリソン本(バンブーロッド作りのバイブルと言われる書籍です。少し、(いやかなりw)高いですが、この本を読めばバンブーロッド作りの基本は理解できます。これからバンブーロッド作りを楽しもうと思われる方であれば読んで損は無いと思いますよ!! 正確な本の名前は「A Master’s Guide To Building A Bamboo Fly Rod」EVERETT GARRISON & HOAGY B. CARMICHAEL 共著となります。興味のある方は調べてみてください。や、一般的な作り方をされる場合は竹の先端側をティップに。根元側をバットに使用するのが基本となっています。

確かに繊維が細くなり柔らかくなる先端側をティップに使用して、強い根元側をバットに使おうという考え方は理解できるのですが、僕の考え方は少し違っています。よくカーボンロッド等でバットとティップでトン数を変えて使い分けているロッドを見かけます。カーボンの様に素材の強さを一定にできるのであれば、それでも良いと思うのですが、竹の場合は自然素材の為、強さは竹によってマチマチになります。その為、ティップとバットで使用部位を変えると強さを何本作っても一定にする事が難しくなる様な気がするのです。それでなくても同じ先端側、根元側の中にでさえ日の当たる側、日の当たらない側で強さが違うのに、使用部位まで変えてしまうとより強さがバラバラになり再現性が乏しくなってしまうと思うのです。

あくまで欲しいものは「一定の強さをもった素材である」という観点から考えて、Uokarodでは同じセクションからティップ、バットを製作しています。できるだけ強さも一定にする為に、節間の長さも一定の基準を設けてそれに当てはまらない竹は使用していません。こうする事により完全に一緒にはできなくても出来るだけ一定の強さの竿作りの素材を得る事が出来ると考えています。(かなり無駄がでるのですが。。。)ただ、一般の方がそこまでする必要もないと思いますので、先端側は柔らかい竿を作成する時に、根元側は強めの竿を作成する時にという感じで使い分けるのが良いかと思います。
同じセクションから全てのセクションの竹を作成するメリットがもう一つ。。。
それは、節間がティップとバットで揃う事。ティップとバットを並べると節間がキレイに揃うので見た目も良くなります。まぁ、この事は2次的な理由なんですが、見た目も大事ですからね。。。

この後、竹を割って節をずらす時にもう一工夫するのですが、その辺りは「節ずらし」の説明の時に書きたいと思います。

とりあえず、使用部位の選び方は、オーソドックスに「先端側をティップに。根元側をバットに。」という使用方法と、うちと同じ様に「同じセクションからティップもバットも作成」という使用方法があるという事をご説明致しました。どちらを選ぶかは考え方次第なので、どちらを選んで頂いても良いと思います。

*何度も書きますが、あくまで僕の考え方に基づいて書いております。僕の考え方が絶対だ等と言うつもりもありませんので、製作時はご自分の考え方に合う製作方法で竿作りを進めてください。